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つなみ 被災地のこども80人の作文集 [未来に]

先週TBSのキラキラで、表題の本が出版されると聞いた。
小島 慶子さんが、一部紹介していた内容が良かったので、
今日、買い求めて読んだ。

幼稚園児から高校二年生が、自分の目でみたこと、体験したことを
自分の言葉や絵で表現している。非常に具体的で現実的だ。
親たちも子供が作文に書いて、初めてその心の中を見たようで
「普段は、無口で何を考えているか良く分からない子だけど、
子供なりに、感じたことは多いのだろう」と。

いや、まさに真実ですね。報道や集計された記録より、生の声
というか、実際に経験したものしか語れないもの。
涙が止まりません。しかし、子供たちの純真さや明るさに
救われます。

怖かったと思う。震えているのは寒さだけじゃなかったと思う。
私も、小五の時に近所で火事があって、買ってもらったばかりの
運動靴を抱えて震えていたことを思い出した。そんなことの比では
ないだろうけれど。

大人になって子供や孫に、地震と津波は怖いものだよと教えたい。
と書いた子供もいます。震災の翌日に、母と再会したときに、自分を
通り越して弟をぎゅっとした母に、最初に抱きしめてもらいたかったと
書いた少女。

自分が悲しい顔をしたら、余計に親たちに心配をかけるからと、元気に
振舞った娘。本当に健気ですね。
子供たちも、日一日と成長しているのですね。

トップページの写真でも、ダブダブのジャンパーを着て、大き目のピンク
の長靴を履き、口を真一文字にして両手に重そうな水の入ったポリタンク
を運ぶ少年の姿と表情に、「大丈夫だ」
と思うのは、外国の記者ばかりではないと思う。

この震災後、本当に何もかも失くした子供たち、しかし、得たものも多く
あるはず、私たち大人は、この子達の未来を保障しなければならない。
少なくとも、何もしない奴は助けないなんて、いえるはずない。

被災地の子供たちが、懸命に生きる、命の尊さを学んでいるのに、
どうよ。
しかし、この本の紹介をあの馬鹿にさせた周りもどうかしてるぜ。

過去は取り戻せないけれど、未来は変えられると書いた子供の
気持ちを思うと、本当になんとかしたいと思う深更です。
明日は明るいぞ。いや、明るくしようぞ。
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