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雪でした [歴史]

如月の始まりは雪でした。今はもうみぞれで、車に積もった
雪も流れ出しています。道路のほうも融けかけています。
もう少し、寒い日が続きます。

しばらくぶりの更新ですが、最近は中江克己さんの江戸の
定年後と江戸の遊び方という本を読んでいました。
何を今更の感じですが、これがなかなか面白い。

ご隠居に学ぶ現代人の知恵と副題にもありますように、
日本にはとてもよい風習もあったものです。
江戸時代には定年と言うものは無かったのですが
隠居という独特の考えがあって興味深く読ませます。

隠居こそ理想の老後なのではないでしょうか?
しかし、隠居してから大きな仕事をした人もいたり
して、逞しい人々の暮らしぶりです。

そこへ行くと最近の日本では、どうでしょうか?定年後に何かするという
こともなかなか難しく、若い時に苦労してもなかなか楽隠居とはねぇ。
行かないものですよ。

落語の世界には長屋にご隠居さんが出てきますね。若い人に少し煙たがれ
ても、たいがいが好かれている。お人よしで世話焼きでね。
少しはぼけも出ていてもそれも可愛い。

武士にも隠居はありましたが、元々は現代のように定年がありませんから
90歳を超えても現役のひともいたりして。それでも、跡継ぎがいなけりゃ
辞められない。ちょっと厳しいかな。

それでも、江戸の頃はお年寄りには優しかった。もちろん、隠居にも
それぞれに役割があったわけで、そんなコミュニティを作りたいものです。

また、江戸の遊び方では、若旦那に学ぶ現代人の知恵と副題にあります
ように、物見遊山やガーデニングにペットの飼い方など参考になります。
封建制度でがんじがらめの生活かと思えば、そうでもないようです。

さて、日本の古い制度に新風を入れるべく、相撲協会では理事選が
行われました。実に何年ぶりかの選挙だったとのこと。
若い人の考えも大切ですが、長年の知恵も大事にしてもらいたいところ
です。

しかし、朝青龍関のご乱行はどうしますかね?
タグ:温故知新
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