悲しいニュース

1970年代、日曜日に日本テレビ系列で「スター誕生!」という
新人歌手の公開オーデションみたいな番組があった。
山口百恵さんや桜田淳子さん森昌子さんピンク・レディーさん
など多くの素人が、この番組から本当のスターになった。

当時の私は、この人たちと同世代であり毎週欠かさず見ていた。
その頃は、人前で歌を歌うなんて事は、NHKののど自慢くらいで
ましてや、テレビに出て歌うなんてのは大変な時代だった。

予選会に行った人の数は相当なものだったでしょう。その中で本選
に残り、優勝し決勝大会で芸能プロやレコード会社から指名をうけて
プロになり、また、この番組でデビューする。

まあ、憧れたものです。全然自分にはその気はありませんでしたが。
もし、自分だったらなんてね。
貧しい家庭の少女が一夜にしてスターとか、田舎の左官職人が瞬く間に
演歌歌手。本当にすごいことです。

今でも深夜の時間帯に、歌手のオーデション番組みたいのがありますが
その草分けでしたね。その後の芸能界の勢力図を変貌させるような感じ
でした。

昨日、その「スター誕生!」から歌手になり健康的なアイドルとして一世を
風靡したというか、一躍、スターダムに登った清水由貴子が亡くなられた。
テレビでは、元気で朗らかで、けして美人ではないが何か惹きつけるものが
あった人でした。

母親の介護に疲れての心中未遂なのか?残されたお母さんや妹さんは
どんな思いなのだろうか?悲しいニュースです。
介護サービスは受けていたそうです。担当ケアマネもいたことでしょうに。

なぜかな?どうしてかな?在宅での介護は困難になったのでしょうか?
要介護5というのは、過酷な介護を要する状態です。多くは施設入所に
なります。でも、清水さんはご自分で介護したかったのでしょうね。

もし、私が担当するケースだったらと考えてしまいます。
介護相談は上辺だけでは、ダメなんですよね。本当にご本人も
ご家族も納得し、無理の無い介護を提供できる環境を作らないと。

私はできてるかな?もし、担当する方の娘さんが介護を苦に自殺で亡くなったら
相当ショックですね。仕事を辞めてしまうかもしれません。
あんなに明るく気転の利く様な方が・・・。

お母様の介護を通して、広く世間に介護することのすばらしさや現状を
当たり前に生きる支えることを知らしめて欲しかった。
残念です。

明日からもう一度、各家庭を訪問した際に本当に提供しているサービス
でよいのか、不満はないのか、ご家族が介護に疲れてないかなどを
丁寧に聞いていきたいと思います。

ご冥福を祈ります。　　　合掌。

タグ：在宅介護

コメント 3

このニュース、本当にショックですね。
自殺しなくても、何か方に方法があったのではないかって。
うちでも犬ですが、ももが介護状態になってしまい、
今はだいぶ元気になったので、夜のトイレを見るくらいになったので
たいした事はないのですが、それでも毎日夜中に起こされてが
続くと疲れも出てきますね。
ももの場合は元気になっているので、まだいいのですが、
あまり進展のない中での介護は辛いものがあるのかとも思いました。
元気でいられる事って、本当にありがたい事なんですね。

by youzi (2009-04-24 22:12) 

みかんママさん　niceありがとうございます。

lamerさん　niceありがとうございます。

シノノメさん　niceありがとうございます。

youziさん　nice&コメント　ありがとうございます。
家族や友達に病気の人や障害を持つ人がいると
心配は尽きませんね。ただ、介護の場合は付き合い方
はあると思うのですが、頑張らない介護というか
一人で抱え込まないことが大切です。
by omutu (2009-04-26 14:53) 

介護って、よく分かりませんが、やっぱり最終責任は親族ってか身内ですよねぇ。
清水さんの場合、責任感が強すぎて、いっぱいいっぱいのとこまできていたんでしょうね。
「頑張らない介護」　理屈はわかりますが、親族には、まだ「頑張らなきゃ介護」って、存在しますし。
いずれにしても、非常に難しい問題ですね
by 杢網 (2009-04-27 23:12)