SSブログ

犯人は別にいます [徒然に]

ニュースでこの言葉が、2回流された。
一方は、和歌山毒物カレー事件の林被告が書いたと思われる
コメント文。もう一つは、足利女児殺害事件での菅家受刑者の
手紙の一文。

二つの事件の経過や裁判の判決内容は別に置くとして、
被疑者や受刑者が真犯人は他に居るって言うのが気になる。

「じゃあ、誰なのよ?」

和歌山の事件は、林被告にかなり不利な状況証拠や彼女と
その夫による保険金事件などの犯罪性向からも、疑わしいが
本当に、自白もなく有力な物的証拠もないまま、死刑で良いのか?

カレー事件は、1998年7月と10年以上も前のことで、本当のことは
分かりづらくなっているのではないかな。裁判が長すぎるから・・・。
裁判自体の是非を問うような上告審では本当の姿が見えなくなって
しまっているように思う。

最高裁の判断は、1審と2審の判決が間違ってないとの見解で、
合理的な疑いを差し挟む余地はないとしても、犯行は合理的に
行うようなものでもなく、感情のおもむくままに行われるもの。
亡くなられた方々やご遺族の方、それに後遺症で苦しんでいる
被害者の感情は分からないでもないのだが、

本当に彼女が犯人かは???

未必の故意による犯行。動機が解明されない事件。
冤罪である可能性はないのか?
時を同じくしてDNA鑑定でその結果が一致しない受刑者は?

刑が確定しているのに、DNA鑑定の不備があったってねぇー。

来月から裁判員制度が開始されます。凶悪な殺人事件もその
範疇になります。専門職も間違うようなこともある事案を一般の
市民は裁けるのでしょうか?

去年、あることがあって警察署に行きました。交通違反を目撃し
注意した私を、その男は襟首というか首を掴み殴ろうとしました。
人目もあって、その場では暴行は受けませんでしたが、本人が
謝りたいとのことで、本署まで行ったのですが・・・。

結果的には、相手はそんなことはしてないとの主張。
謝る気なんて、全く無いわけ。ほーらねって言ったけど。
駐在所警察官にも状況を話したし、本署内でも実際にこうされた
と私は言いましたが・・・。

それっきりですよ。

犯人がやってないとか言うんだよね。たぶん、全ての犯罪者が
やってない、真犯人は別にいるって言うんだろうな。
本当にそういうこともあるのですよ。

特に裁判になれば、嘘ばっかりを言っても良いのです。
だから、裁判官や裁判員は嘘を見抜けないことや本当がみえないでは
ダメだと思うのですが、どうですかね?

真実は己と神のみぞ知るです。
今までにも真実は分からない事件はいっぱいあると思います。
所詮、人間のなせる業ですかね。

本文中、林被告を擁護するような表現もありますが、私個人は
彼女が犯人であると思います。
また、菅家受刑囚が真犯人かどうかは、現時点では不明です。
nice!(3)  コメント(3) 

nice! 3

コメント 3

みかんママ

その昔「嘘つきは泥棒の始まり」と、言われていましたが、
今や「嘘つきは極悪人の始まり」なのかも知れませんね…

カレー事件は、無罪を勝ち取ろうとすれば、1700の状況証拠を1つ1つ否定して、
実証していくしかないでしょうね。非常に難しいことだと思いますが…。
by みかんママ (2009-04-22 08:53) 

omutu

みかんママさん ナイス&コメントありがとうございます。
カレー事件の犯人が林被告以外には考えられませんね。
しかし、三審制の問題点も顕になったのではないでしょうか?
by omutu (2009-04-23 00:44) 

youzi

カレー事件はすっかり忘れている感じですが
この間、死刑だとか言っていたような気がします。
いつも思いますが、弁護士って本当に無罪だと思って
弁護をしているんでしょうか?

by youzi (2009-04-24 22:04) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。