SSブログ

今日は温泉 [仕事]

昨日は健康センターで今日は温泉。絶対、誰かに怒られる!?

仕事が終わってから、社長といつもの風水温泉へ行く。いろいろ細かい
取り決めも車中で話しながら・・・。
面と向き合うと話せないことも、助手席で隣から話しかけるとスラスラ
話せる。会議は、並列で座ると良いかも?

ところで、思いで日記もまとまりなく、綴ってきたのだけれど、
今日は、「巨人の星」
食堂で、コミックス版の漫画を読んだのだ。家の書斎にも講談社から
出ているシリーズがあるんだけれど、その思い出。

僕の近所には床屋さんがあった。いつも、その当時の僕の頭は坊主頭
だったので、床屋さんにかからず、おばあちゃんがバリカンでやってくれて
いた。だから、床屋には用はないけれど、漫画が読みたくて通っていた。

少年マガジンだったと思う。「あしたのジョー」や「ゲゲゲの鬼太郎」なども
連載されていた漫画雑誌だ。その中でも断然、「巨人の星」が面白かった。
第一話で「魔送球」が物語られ、一気に梶原ワールドへ。

以下、Wikipediaから
『巨人の星』(きょじんのほし)は、梶原一騎原作、川崎のぼる画の野球漫画。
主人公の星飛雄馬は、かつて巨人軍の三塁手だった父一徹により幼年時
から野球のための英才教育を施される。プロ野球の読売ジャイアンツに
入団後、ライバルの花形満や左門豊作らに大リーグボールを武器に戦う。
いわゆるスポ根野球漫画の走りともいえる作品。

漫画は1966年から1971年まで『週刊少年マガジン』に連載された。
TVアニメ化もされ、1968年3月30日~1971年9月18日によみうりテレビ系で、
全182話が放映された。

この、真っ只中に僕は少年期を過ごす。床屋には跡取りのトシ兄ちゃんがいた。
この人は、本当に子供の気持ちを分かってくれる人で、近所の男の子も女の子
も、たいがい大好きだった。

夏休み、祇園の興奮が冷めた、丁度今頃には、縁台を店の前出して、スイカ
なんか切ってくれて、子供の喜ぶ楽しい話やお化けの話をしてくれる。
語り方が優しくて、低音の魅力の渋い二枚目だった。

トシ兄ちゃんが笑うと、子供達も笑う。賑やかな夜が毎夜続いた。
ある時は、お寺に肝試し。また、ある時は、河原まで行って花火。
本当に楽しかった。僕の子ども時代で一番楽しい時期だった。

小学校3年生の時に、頭に禿げが出来て、一番心配してくれたのもトシ兄ちゃん
だった。「おい、ター坊。ちょっと、ここに座れ」って床屋の椅子を指差して、
「俺が、なんとかしてやるから」って神経症ですから、薬も何も効かないのは
大人だったら分かっていたのに、とっても嬉しかった。

毛染めをしたり、髪の毛を伸ばして隠すから、坊主はやめろとか言ってくれたり。
でも、病気は一向に良くならない。お店に来る、子供の親達から「なんで、あの子
と一緒にするんだ」とかの文句も、きっと言われたに違いない。

でも、トシ兄ちゃんもおじちゃんもおばちゃんも、全然、そんなことは気にしていないと
僕に囁いてくれていた。
もし、あの頃、トシ兄ちゃん達がいなかったら、僕は自殺していたかもしれない。
誰もがみんなからかう。上級生も同級生も下級生も・・・、先生達も。

本当に、本当にありがとうございます。今でも、左の眉にその脱毛症はあります。
大人になっても、どこかしらに出ています。でも、気になりません。
だって、トシ兄ちゃんが「ター坊、いいか、人間は見てくれだけじゃないぞ」って
言ってくれた言葉が、耳の奥に残っているからです。

そのトシ兄ちゃんは30歳で、癌で亡くなりました。おじちゃんとおばちゃんも鬼籍に
入りました。本当にいい人は長生きしてくれない。とても、残念です。

今は、その床屋はトシ兄ちゃんの弟さんが、頑張ってやっています。
昔の日曜日には、中に入りきれないような盛況でしたが、1000円床屋の時代で
大変なようです。

また、お盆に実家に帰ったら髪の毛、切ってもらおうっと。
大好きだった、トシ兄ちゃんの床屋で。
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

銭形平次土用の丑の日 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。