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銭形平次 [小説]

今日は、一日休みをもらった。うだうだと一日過ごすのももったいない。
夕方から、近くの健康センターに行く。
久しぶりで、内装も雰囲気もお風呂も少し変わった様子。

ゆっくりとお風呂に入る。露天風呂でつい、鼻歌が出る。
「男だったら 一つにかける・・・」っとご存知、大川橋蔵さん主演のテレビ
ドラマのオープニングテーマソング。

『銭形平次捕物控』(ぜにがたへいじとりものひかえ)は、野村胡堂による
小説、またはこの小説を基にした映画、テレビ時代劇、舞台作品。なお、
映画、テレビ時代劇、舞台作品ではタイトルを『銭形平次』とするものもある。

神田明神下に住む岡っ引の平次(通称:銭形平次)が、子分の八五郎
(通称:ガラッ八)と共に卓越した推理力と寛永通宝による「投げ銭」を駆使し、
事件を鮮やかに解決していく。

1時間枠のTVドラマとしては、888話はギネス記録。もともと、大川橋蔵さんは
映画スターだったが、実に20年も平次を演じ、シリーズ終了後、まもなく他界
されている。子供の頃、祖母は毎週水曜日8時の、この番組を見ていた。

随分、影響されたところもあった。平次は十手を持っていたが、家の納屋にも
十手があって、それで遊んで叱られたりした。祖父の遺品の一つだった。
まだ、江戸時代の影響が強い、明治の警察官は十手を持っていたのだ。

おじいさんの十手には、朱色の房が付いていた。少しオレンジかかっていたけれど。
十手は捕吏のシンボルでもあったのだけれど、平次たちの持つ十手には房が無い
はずと、祖母が言っていた。目明しは正規の役人ではないので、八丁堀の同心から
レプリカを渡されていたのだと。

おじいさんの持ち物は、その他に日本刀の大小と、サーベル式の剣もあった。
たぶん、小刀の方だけれど、七夕かなにかで竹を切る時に、家から持ち出して
観音様の隣の竹林で使ったら、ものすごく切れ味がよかった。

鉈とかジャクナイフ式の刃物しか、使ったことはないけれど、全然違うのだ。
使った後に手入れなんかしないで、元の場所にしまったのだけれど、あれから
どうなったかな?もう、古い納屋は取り壊したし、どこに行ったのか???

子供のときに、刃物の恐ろしさというか、本物の切れ味など体験すると、むやみに
人に刃物を向けるようにはならないと思うんだけれど。
娘に胸を刺された、父親はどんな思いだったのだろうか?

昔、読んだ漫画か本に、子供が出来ない夫婦に、子供をやっと授かったのだけれど
今で言う家庭内暴力で、15年後に殺されるという内容のものがあったのだけれど、
それは、現実には起きないことだ思っていたのに。

その時の作者は、どんな風に現代を見ているのかな?本当に幸せっていうことは
どういうことなんだろうか?
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コメント 6

kobakoba

私は最近図書館で借りる本は ”捕り物” ですね 人気作家の本はシリーズで中々揃いません 私の子どもの頃は 小刀で鉛筆を削りましたから 皆持っていましたが 振り回して怪我をさせるなどの事故は1件もありませんでした 子育ては難しいですね 殺されたお父さんは人並み以上の子煩悩だったようですが 私のように妻に任せて 放っておいても殺されることも無く過ごせて 間もなく爺さんになります 子育てに絶対は無いので 運命 としか思う他はないのでは と考えてしまいます
by kobakoba (2008-07-22 07:53) 

omutu

kobakobaさんコメント&ナイスありがとうございます。
子育てに関しては、私も意見を言える立場ではないのですが、おそらく、お父さんの姿をみて、感じてまともに成長されたようのではないでしょうか?
kobakobaさんのお子様たちは。
子供が少ない社会ですから、一人一人を大事にし過ぎているのかも知れませんね。所謂、過干渉であったり、過保護であったり、過ぎたるは及ばざるがごとしですね。
by omutu (2008-07-22 09:18) 

kobakoba

私は極端に我儘な男でして ブログではもっともらしいことを書いていますが 親として 夫としては完全に失格の男です 長男は ”反面教師” としての私を見て 私の大嫌いな ”地方公務員” に3年がかりでなりました その階段を1歩だけ登らせたのは私です 長男が卒業して勤め始めて1ヶ月位したときに 飲みに誘われました その時 ”公務員諦めたのか?” と聞いたら ”公務員試験の参考書が捨てられない” というので ”今の会社は辞めて勉強しろ” とだけ言いました 翌日妻が泣きながら ”長男が会社輪辞めた” と言ってきました 就職難の時代でしたから しかし私も転職を繰り返した口です ”好きでもない会社に居ても長続きしない 好きな道をやらせろ” とだけ言いました 子供にアドバイスしたのは 後にも先にもこれだけです 親として夫しては何一つ自慢できるものはありません 恥ずかしい限りです でも私自身はそれで良かったと思っていますが  妻と子供には苦労のかけどおしです でも悔いはないのでいつ召されても心の準備はOKです

by kobakoba (2008-07-22 14:09) 

どやじ

「過干渉」  耳が痛いです。
自分が幼い頃には平気で刃物を使ってましたが(正しい使い方ですよ)、今の子供たちが刃物を正しく使えるか?人をいとも簡単に殺せるゲームも悪いのでしょうが、それ以上に刃物の利便性を伝え切れない親を含めた今の大人が悪いのでしょうね。かくゆう私も、危険だからと、自分の子に刃物を持たせない、親の一人に成り下がってます。おかしいなぁ、私も子供に対しては、こんなはずじゃなかったのに。。。
ちなみに「銭形…」ではありませんが、「池波正太郎」はほぼ読破してます。
by どやじ (2008-07-22 22:03) 

omutu

どやじさんコメントありがとう。
私も一番言いたかったことは、それなんです。自分には子供がいないのですが、甥っ子達に危ないからと言って、ハサミも持たせるのに心配します。
自分で指でも少し、切ったら痛みも分かるはずなのに・・・。
子供達ばかりが悪いわけでもありません。
梅安や平蔵の話をもっとしましょう。江戸、深川、本所、根岸・・・。
ゆっくりと散策したいものです。道案内をして下さい、是非今度。
by omutu (2008-07-22 23:21) 

omutu

kobakobaさん 反面教師いいと思います。暴走族上がりの不良でも子供達は慕ってくれたし、先生なのになんて言葉は、いつも言われていました。
私達の子供の頃には、そんなへそ曲がりの先生も多くいたものです。
高校の化学の先生は、いつも自分の自慢話。体育の先生はコーヒーの入れ方で成績をつけていました。
どんなに、私が悪いことをしても、体育主任の先生は、俺はこの高校の番長だったんだぞって、私達の悪さを笑い飛ばしていました。もちろん、拳骨付きで。
世間が、学校に対して過干渉でありすぎるのですよ、今は。
また、大人は大人の世界観を持つべきですね。下手に子供に同調するからとんでもないことが起きるのではないでしょうか?
by omutu (2008-07-22 23:29) 

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