海外で同時テロ [歴史]
インドのムンバイでテロがあり、日本人の犠牲者がでた。
なのに、政府からの見解などは一切無く(私がテレビで見てないだけだが)、
丸紅の関連会社の社員だったので、その社長や副社長の会見の様子が
放送された。
邦人が犠牲になるのは、昨年の長井健司さんの事件やどこかの
大使館員が殺害されたことも思い出されるが、今回は、ジャーナリスト
や外交官ではない民間人だ。
詳しいことは分からないが、海外へ仕事で行かれてテロに遭遇する
なんて、とても残念です。アルカイダの輩とかも噂されますが、これで
いいのか?
9.11の犠牲者もこれまでの犠牲者も、何も悪いことをしていない人
達だ。やりきれませんね。インドは今、経済的にも急成長していて、
確かに仕事はあるかもしれないが、安全が確認されない場所は避ける
べきだろう。
タイも空港が閉鎖されているとか、全くどこもかしこもと言う感じです。
世界に恒久平和が訪れることはないのだろうか?
宗教がらみの諍いはなかなか難しい。弾圧には聖戦だと反抗され、
泥沼の戦いになることは、十字軍以来変わらない。
力での抑制は力による反発を招くばかりとアメリカでは教えるべきだ。
今度のホワイトハウスの住人は、肌は黒く父親方はイスラム系と聞いた。
今後の対応は注目すべきであろう。
さて、今のような不確かな世界情勢とは違って、冷戦下にあった時代に
少年期を過ごした僕は、35歳にして新しい職業に就くこととなった。
障害者福祉の仕事を紹介してくれる人がいて、平成6年6月に施設を
見学した。そのまま、すぐ仕事についた。
義理の姉は、随分前から実家の近所の肢体不自由者の施設に勤めて
いて、施設についての理解は多少あったと思っていたが、そこは、まるで
別世界だった。純真な心と自然な笑顔に溢れたところだった。
施設の朝はとても早い。午前5時には起き出してしまう利用者がいる。
施設ではそこに暮らす人を利用者と呼ぶ。
僕は、この表現は好きじゃなかった。だから、名前で呼んでいた。
今は、○○さんなんて呼ぶが、当時はほとんど呼び捨てだったり、
極めて人権無視的な雰囲気も残っていた。
しかし、全体を表現する場合は住人さんとかの言い方もどうかな?
ところで、当直というものも初めて経験するのだけれど、ほとんど夜勤
に近い感じで、朝から晩までその人たちと過ごしていくと、少しずつ人間性も
変わります。
5時半には、全員を起こして、着替えを手伝い顔を洗ったり歯を磨いたり、
布団を片して、食堂へ誘導するともうヘトヘトです。
でも、まだ仕事の半分も済みません。これから、日勤者が来るまでにも
トイレ誘導や見守りをしたり。
8時半には、朝の打ち合わせで、昨夜のことを報告し昼食の数を厨房に伝えて
記録を整理し、気がつくと10時。家に帰ると爆睡です。
上がりの次の日が休みだったので、なんとか次の次の日は元気に仕事に
行くこともできます。早番の時は、前日の様子が分からず困ります。
勤務は、通常8時半から5時半でこれは日勤。
遅番は、12時から9時まで、早番は6時から3時。
当直の日は朝から次の日の10時。
これの、組み合わせで週休は2日。今は少し改善されて拘束時間は少なく
なっています。
朝、出勤するとケンちゃんの甲高い声が聞こえます。僕は、天使の声とよんで
いました。昔、祖母が赤ちゃんや障害のある人たちは天使に近い人たちだよ。
って教えてくれたので、そう思えました。
「せんせ、おはよ。きょうは、なにばん」とケンちゃんは聞きます。
「ケン坊 おはよう、今日は日勤だよ」というと、必ず「ナーンダ」
ケンちゃんは、いっぱい一緒に遊んでくれる泊まりがいいのです。
何の資格も無い僕は、この人たちと仲良く遊べることに心を配りました。
だって、それしかできなかったから。
駆け出しの施設職員の僕は、そうして彼らに鍛えられて行くのでした。
なのに、政府からの見解などは一切無く(私がテレビで見てないだけだが)、
丸紅の関連会社の社員だったので、その社長や副社長の会見の様子が
放送された。
邦人が犠牲になるのは、昨年の長井健司さんの事件やどこかの
大使館員が殺害されたことも思い出されるが、今回は、ジャーナリスト
や外交官ではない民間人だ。
詳しいことは分からないが、海外へ仕事で行かれてテロに遭遇する
なんて、とても残念です。アルカイダの輩とかも噂されますが、これで
いいのか?
9.11の犠牲者もこれまでの犠牲者も、何も悪いことをしていない人
達だ。やりきれませんね。インドは今、経済的にも急成長していて、
確かに仕事はあるかもしれないが、安全が確認されない場所は避ける
べきだろう。
タイも空港が閉鎖されているとか、全くどこもかしこもと言う感じです。
世界に恒久平和が訪れることはないのだろうか?
宗教がらみの諍いはなかなか難しい。弾圧には聖戦だと反抗され、
泥沼の戦いになることは、十字軍以来変わらない。
力での抑制は力による反発を招くばかりとアメリカでは教えるべきだ。
今度のホワイトハウスの住人は、肌は黒く父親方はイスラム系と聞いた。
今後の対応は注目すべきであろう。
さて、今のような不確かな世界情勢とは違って、冷戦下にあった時代に
少年期を過ごした僕は、35歳にして新しい職業に就くこととなった。
障害者福祉の仕事を紹介してくれる人がいて、平成6年6月に施設を
見学した。そのまま、すぐ仕事についた。
義理の姉は、随分前から実家の近所の肢体不自由者の施設に勤めて
いて、施設についての理解は多少あったと思っていたが、そこは、まるで
別世界だった。純真な心と自然な笑顔に溢れたところだった。
施設の朝はとても早い。午前5時には起き出してしまう利用者がいる。
施設ではそこに暮らす人を利用者と呼ぶ。
僕は、この表現は好きじゃなかった。だから、名前で呼んでいた。
今は、○○さんなんて呼ぶが、当時はほとんど呼び捨てだったり、
極めて人権無視的な雰囲気も残っていた。
しかし、全体を表現する場合は住人さんとかの言い方もどうかな?
ところで、当直というものも初めて経験するのだけれど、ほとんど夜勤
に近い感じで、朝から晩までその人たちと過ごしていくと、少しずつ人間性も
変わります。
5時半には、全員を起こして、着替えを手伝い顔を洗ったり歯を磨いたり、
布団を片して、食堂へ誘導するともうヘトヘトです。
でも、まだ仕事の半分も済みません。これから、日勤者が来るまでにも
トイレ誘導や見守りをしたり。
8時半には、朝の打ち合わせで、昨夜のことを報告し昼食の数を厨房に伝えて
記録を整理し、気がつくと10時。家に帰ると爆睡です。
上がりの次の日が休みだったので、なんとか次の次の日は元気に仕事に
行くこともできます。早番の時は、前日の様子が分からず困ります。
勤務は、通常8時半から5時半でこれは日勤。
遅番は、12時から9時まで、早番は6時から3時。
当直の日は朝から次の日の10時。
これの、組み合わせで週休は2日。今は少し改善されて拘束時間は少なく
なっています。
朝、出勤するとケンちゃんの甲高い声が聞こえます。僕は、天使の声とよんで
いました。昔、祖母が赤ちゃんや障害のある人たちは天使に近い人たちだよ。
って教えてくれたので、そう思えました。
「せんせ、おはよ。きょうは、なにばん」とケンちゃんは聞きます。
「ケン坊 おはよう、今日は日勤だよ」というと、必ず「ナーンダ」
ケンちゃんは、いっぱい一緒に遊んでくれる泊まりがいいのです。
何の資格も無い僕は、この人たちと仲良く遊べることに心を配りました。
だって、それしかできなかったから。
駆け出しの施設職員の僕は、そうして彼らに鍛えられて行くのでした。
タグ:障害者施設
2008-11-28 01:01
nice!(1)
コメント(2)
インドのテロは日本人の被害者まで出てしまい
ビックリしています。
来月、アメリカに行くのですが、ちょっと心配になっています。
JFKに降りるので、何かあったら結構危なそうな場所ですよね。
当初の予定では1月4日に帰国する事になっていましたが
滞在期間を延長する事になったので、新しい大統領に
変わってから、帰国となるのですが、大きな事件が起こらない事を
祈るばかりです。
by youzi (2008-11-29 20:13)
youziさん ナイス&コメントありがとうございます。
危ないかもしれない。必ず就任式あたりにはありそうな、そんな国です。
by omutu (2008-12-01 10:57)