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インディペンデンス デイ [歴史]

7月4日はアメリカ合衆国の独立記念日。1776年のこの日、イギリス
から自由と独立を宣言した、アメリカは比較的新しい国だ。
当時の13の植民地は、ボストン茶会事件などを契機に本国との独立戦争。
これに勝利し、主権を奪取するわけだが、ジョージ・ワシントンやトマス・
ジェファーソンなどは、どんな思いでイギリスやインディアン達と戦ったのだろうか?

平和的な話し合いによる独立の道が、無かったわけではないと思うけれど、
当時のイギリスの植民地政策は暴虐的であったことも大きいのだろう。

さて、合衆国と訳されるが、正しくは複数の州が集まっているので、合州国の
方が良いのではないかと思うがいかがか?
「民衆が力を合わせて建国した国」とすれば、今のままのほうが正しいのか?
どうでもいいけど・・・・。

戦後、日本はアメリカに学んで、自由と民主主義を手に入れたのだけれど、
やはり、GHQの理想的な国づくりには程遠い国になってしまった。
天皇を象徴として、国体を守ったのは賢明ではあったのだけれど、自由と
いう言葉だけが一人歩きし、気づいてみれば、勝手気ままな人たちを多く
作ってしまった。

儒教道徳も女大学も、死語ですね。自由という響きがかなり無軌道な世界
を作り出し、民主主義が烏合の衆になっていると思うのは、私だけかな?

「はい、今日は席替えをします」と先生のオサム君は突然に言い出した。
中学2年の夏休みの後、新学期が始まったばかりのことだ。
「いちど、全員廊下に出て、初めに女子が教室に入り席を決めます。その後、
男子と入れ替わり、男子が席を決めます。」と変なことを言う。

いわゆる、シャッフル。しかも、自分の席の隣は、また全員が席に着かないと
分からない。ドキドキしたなぁー、いったい、誰が僕の席の隣になるんだろう?
「男子は自分の席を決めたら、女子が座るまで目をつぶってんだぞ」とオサム。
かなり、喜んでるのはこの担任かも?

きっと、女子も教室にもう一度入るときに、ドキドキしたろうな?だってこの頃の
子供は、好きな子ができる頃だから、好ましい男子が自分の席の隣ならいいな
と思うだろうし、嫌いな奴なら最悪です。当然、男子もだけど・・・。

結局、僕の隣は「晴美ちゃん」だった。クラス一の美人だよ、男子の中ではね。
今で言うと、スケート選手の安藤美姫さんか歌手のひとみさんみたいな感じ。
勉強もできるし、卓球部のキャプテンだし、かなり、スタイルも良かった。

まだ、ちょいチビの僕には不釣合いな隣同士だけど、二人とも近視で黒板の
近くでないと勉強にさしつかえることもあったので、教卓の前に並んだのだ。

そんな、僕達をオサム君はニヤニヤしながら見て言ったっけ、
「偶然に隣同士になった諸君。今までは先生が席を決めていたと思うけど
これからは、こんな風に決めるのもいいよね。人生は大いに偶然に支配
されているものだから」と。

夏休み明けで、気の緩みがちな時に、スリリングな席替えを提案したオサム君
には、いろいろな思惑もあったのだろうけれど、僕はちょっと気になりだしていた
晴美ちゃんが横にいることが嬉しくいて、一層勉強に水泳に力が入るようになった。

クラスの中には、嫌な子と隣同士になったことを面白くないと思う人たちもいただ
ろうけれど、くじ引きやアミダでその後も席替えしたのは、当時の中学校では斬新
なクラスだったと思う。隣のクラスは先生が席を決めてたから。

先生になって、クラスの交友関係を質問紙法で聞き、席を意図的に配置するという
学級経営の基礎を学んだ時、オサム君はこういう勉強はしなかったのかな?と
疑義を感じたのは、僕が25歳の時だった。

独立記念日が誕生日の僕の奥さんは、今日も夜勤です。ご苦労様です。
「おめでとうございます」
今年も、サプライズはないけれど、いつかびっくりするプレゼントをしたいと
思う私です。
タグ:席替え
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足が痛い!2004年7月2日金曜日 ブログトップ

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