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日曜日なのに [小説]

日曜日なのになんて忙しい一日なのか?
親戚に葬式ができた。先日亡くなった従兄弟の親つまり叔父の通夜。
前日から次兄が何度も電話してきて、打ち合わせ。

たぶんにこの叔父さんの葬式には、自分的に疑義を感じずにはいられず
次兄の言う香典や花輪は出したけど、それほどの付き合いか?
どうも、親戚の付き合いは難しい。確かに叔母さんにも従兄弟の嫁さんや子供達にも
度重なる不幸に哀悼の念と愁傷の気持ちはあるが、どうでしょう?

以前にもここにも書いたが、実の父親とは言葉も交わしたことも無い。亡くなった時に
従兄弟に葬式を出して頂いた。従兄弟には感謝している。しかし、この叔父さんとも
私は親しく話したことはない。入院していた病院に担当の方がいて、ついでに看護師
さん達にお世話になっていることを述べたが、本人は何も分からない。

当たり前です。95歳になっているし、私を甥っ子と認識したことはないのだから。
叔母さんや叔母さんの兄弟姉妹は、姻戚関係が重なっているので、親しく話すこと
はあるが、一定の距離を保っているつもりだし、やっぱり流れかなここ一連の・・・。

帰ってきて、家内を迎えに行き買い物して家に着く。ご飯を食べて、テレビで映画を見る。
「地下鉄(メトロ)に乗って」浅田次郎原作。2006年の映画。
原作は、随分前に読んだ。確か2000年頃には舞台化もされている。

僕達の世代から10年くらい前の世代つまり、団塊の世代には一層懐かしい作品だろう。
僕も東京オリンピックの思い出は少しあるが、昭和39年の世相は描けない。
まあ、作品の中では、どんどん古い時代にタイムスリップするわけで、それは創作的に
できないこともないが・・・。

浅田さんは異色の作家です。鉄道員(ぽっぽや)や最近では輪違屋糸里なども映像化され
一般にも知られる人ですが、極道の世界や勝負の世界などにも作品を残していて、本人も
準構成員と語っている。作家はいろんな商売をしたほうが面白いことが書けるからいいか。

奥さんは途中から見たから良くわかんないと言っていた。確かに、みちこさんの描き方が
この映画では少ない。5年間も不倫関係にあることや母親のお時と同じ生き方をしている
ことへの思いと不満など、女の幸せや不幸は描き方が難しい。

だいたい、小説を映像化して原作を超える作品は少ない。しかし、今の作家は映像ありき
で、特に原作がマンガの時には映像も作りやすい。CGも使えるしね。
つかこうへいさんの「蒲田行進曲」なんかは原作より舞台よりも映画のほうがいいね。

さて、思い出日記を書こうとしたが、もう午前3時になるので、明日にしようっと。

映画って、やっぱりいいですねぇー!水野さんってまだ生きてる?


タグ:東京メトロ
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