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青春時代 [青春時代]

僕達が若かった頃、「青春」という言葉は、一つのキーワードだった。
大学を無事?卒業し、半年間は法学部で教授の手伝いをしていた。
所謂、カバン持ち。そのまま大学に残り、論文の一つも書いて、講師、
助教授、教授と大学の教員になったかもしれない。

が、4年生で行けなかった教育実習に、僕自身は行きたくなかったが
「梅ちゃん」これは僕のゼミの担当教授だけど、「梅ちゃん」が、是非
「やってきたまえ」なんて云うものだから、しかたなく、母校の中学校に
頼みました。

結局、これがその後の5年間くらいの人生の寄り道になってしまうのだけれど。
夏休み、実習した母校の教務主任に口説かれて、プールの監視員をした。
9月に、小学校の時の教務主任が、臨時に先生をしてくれないかって訳。

突然に辞任した、先生の後釜がなかなか見つからなかったらしく、僕に
白羽の矢を立てたのだ。断る理由はなかった。なぜなら、梅ちゃんについて
大学に残っても、給料は出ないし、経済的に自立したかったこともあって、
9月1日、思いもよらず教壇に立つこととなる。

結論的に言うと、先生の仕事は向いてなかったのかな?
かなり頑張ったけど、自分の力を試したくて別の仕事に就くことになるのは、
27歳になっていた。

そんな中、僕も一人前に恋をするのです。でも、うまく行かない。その時に
作った詩のようなものが、日記に残っていた。少し恥ずかしいが紹介する。

「今のあなたには 何を言っても無駄のようね」
「今のあなたには 何を言っても分からないのね」
「・・・・・・、そうかもしれない」

「何を求めて生きているの?」
「何も無い。ただ一瞬(ひととき)の幸せかな」
「そのようね 馬鹿なひと」
「・・・・・・、そうかもしれない」

「あなた いくつになったの」
「二十五」
「まだ、若いじゃないの。まだまだ これからよ」
「・・・・・・、そうかもしれない」

「そんなに 愛していたの?」
「まあ、たぶん」
「そんなに 素敵な人なの?」
「いや、そんなこともない」
「嘘 おっしゃい!」

「そうね 自分で素敵な人にしてしまったのかも・・・・」
「そうらしいわね。忘れ・・・忘れろって言うのが無理かもね?」
「いや たぶん 忘れるさ そう長い時間(うち)には」
「そうね 高い請求書(しうち)が来なけりゃいいけどね」

「ありがとう」
「いいえー」

昭和59年4月のある日の1ページより。

昨日、読み返しても良く分からない。とにかく、失恋したらしい。
青春時代は、沢山の迷い道を歩くようなものでした。

今日もブログが遅くなった。奥様に付き合う必要はないのに
昨日の続きを見てしまった。


タグ:青春時代
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