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爆弾低気圧 [仕事]

爆弾低気圧って何よ。
すごい雨と風の中、県庁に新年度につき、変更申請を13階の介護保険室
に提出に行く。散々ですよ、書類は濡れないように服の下に入れたけど、
傘はきのこみたいになるし、めがねは曇るし。

雨の日に出かけるのはよしましょう。やっぱり、先週届ければ良かった。
介護保険制度では、毎年4月の第2週までに、事業所の設備や人員基準
などに変更があった場合、変更申請を出します。今回は、前々年度に、
介護予防のサービスがみなしで許可されているので、どこの事業所も
変更の届出が必要になります。

それにしても、登記簿の原本を持ってくるのは、事前に知らせてほしい
ことでした。コピーは持って行ったけど、また、郵送かな?とりあえず
来週に詳しく知らせてくるので対応したいと思います。

さて、今日は、昨日の続きを書きましょう。結果は予想外の展開になる。

この年は、運動会が他の学校行事の都合で11月3日になった。
本来は、9月の中旬に行うだけど、県指定の研究授業の発表会が
あったり、天候不順も重なったからかもしれない。

それで、秋の大運動会のメインイベントでもある6年生全員による
マラソン種目で、男の子は恥ずかしくない成績を修めるべく、10月
から、放課後に練習をすることになった。多分、自主的参加だった。

参加しない子供もいたと思うけど、僕やシゲちゃんやトシヒロくんも
頑張っていた。級長(今で言う学級委員)だった関係で、ある日の
練習に参加できなかった僕は、放送室で児童会の仕事をさせられて
いた。

何か原稿を書かされたりして、紙くずがいっぱいになったので、校舎の
裏にある、焼却炉がわりの穴に、ごみを捨てに行っていた。
そこは、高台の小学校でも特に学校裏の田んぼや恋瀬川の堤がよく
見渡せる場所だった。

シゲちゃんやトシヒロくんが、マラソンの練習に、その田んぼの周りの
道と川沿いの土手を走る姿が見えた。僕も早く、仕事を終わらせて
練習しようと思いながら、眺めていた。

秋には、田んぼは黄色い絨毯のように見えるし、恋瀬川の堤も、緑と
黄緑になり、鮮やかな風景画のようだ。そくさくと、校庭に出ていくと
みんなが練習から帰ってきた。

そこに、あのMが登場する。走って来たみんなに対して、何を勘違い
したのか、練習を今から始めると言い出した。みんなは、今まで、走っ
て来たことを言ったが、「いいや、俺は見てない」とか「うそをつくな」
とか、言って練習を強要しようとしていた。

彼は、勉強は普通くらいだったが、その頃流行の、GSの誰かに
似ていて、見た目は格好良かったし、運動神経も良かった。
だから、体育的な行事はリーダー的存在だった。

みんなが、渋々やり直そうとした時、トシヒロくんが「足が痛くて、もう走れ
ないよ」と泣き顔で訴えた。止せばいいのに、僕は走ってないけど、「ほら、
今、走って来た人がいるのは、間違いないよ」とか反論してしまった。

それを聞いて、Mは激怒したんだなきっと。いきなり、僕の襟首を掴んで
殴りかかろうとした。けど、みんなが居るし、「やめろよ、それはおかしいよ」
という、声もあって、そこは無事に済んで、校庭を5周くらいして、練習は
終わった。もちろん、トシヒロくんは休んでもらった。

それから、何日かして、Mは余程面白くなかったみたいで、例の決闘状を
子分のヒロくんに持たせて、来た訳だ。その頃は、マンガの影響もあったし
時代的には、喧嘩は一対一で、正々堂々やる感じだった。

放課後の夕方5時ごろかな、一本松で待つみたいな感じで、仕方ないので
行って、何が悪いか分んないけど謝ろうと思った。しかし、現場には、奴らの
仲間がたくさん来ていて、隣のクラスや5年生の生意気な奴もいたかな?

簡単には、いかないような雰囲気。僕は一人、絶対絶命のピンチだ。
果し合いは審判役の子供もいたり、立会人だなんてのもいたけど、
こっちは、足はすくむし、膝はガクガク。ちよっと押されただけでも倒れそう。

何分か、にらみ合いっていうか、一方的ににらまれて、ついに、Mが掴み
かかってきた。その時、一本松も高台だったけど、その上り坂を、シゲちゃん
やトシヒロくんたち、10人か15人くらい、Tちゃんを守れとか、やめろーとか
叫びながら、走ってくる。

Mたちも全部で、8人はいたけど、そんな奴らも、倍の人数には逃げるしか
無かった。結局、Mだけ残った。Mは、僕にパンチを食らわし、倒れたところに
のしかかってきた、僕は、どうなったのか分らなかったけど、思いっきり足を
踏ん張り、立ち上がったら、ちょうどMを両肩に乗せるようになっていた。

足がふらふらしているうちに、ちょうど柔道の飛行機投げみたいになって
投げ飛ばしていた。Mは顔面から落ちて、ピクリとも動かない。
「えーっ」てな感じ。集まったみんなも、びっくりして、声もない。

僕は、Mに近づき「ごめん。大丈夫?」と馬鹿な声もかけたけど
Mは地面に顔をつけたまま、「もう、いい」と一言だけ言った。
そのあと、学校から駆けつけた先生に、いっぱい叱られるのだけど。

Mは、それ以来暴力的な言動は少なくなった。
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