異邦人

代表が入院して１週間が過ぎようとしている。入院はもう少し長引くようで、
新規のデイサービスの完成と内覧会を一人で仕切らなければならないと
思うと、少し胃が痛い。今日も、県庁に提出する写真を撮ったが室内の
照度不足で明日にまた取り直しする予定だ。

消防署の立会い検査が９時半、午後からは火災保険の説明を聞いて、
最後は、再利用を考えている方の家に訪問。新規の利用者のケアプラン
も作らなきゃならない。ゾクゾクするほど忙しい？感謝か？

タイトルはカミュの小説ではなくて、久保田早紀さんの代表曲だ。
僕は、当時２０歳。テレビのＣＭで流れていた。元々のタイトルは
「白い朝」だったそうだが、インパクトに欠けることから「異邦人」
となった。ジュディ・オングさんの曲の影響もあってか、海外のイメージ
しかも、オリエンタルチック。そして、彼女の容姿も話題となった。

確か同学年だと思う。国立音大に通う才媛だった。お人形さんのように
かわいいかった。今は、久保さんという苗字でキリスト教の関係の仕事を
していると聞いた。宗派が違うので親戚にはなれないな。

さて、２０歳といえば成人式。詳細は、また１月の頃に書きたいと思うけれど、
当時は１月１５日が成人の日で、僕は中央区で式典に臨んだ。
その後、実家に電話すると、長兄が出ていきなり「おめでとう！」って言って
くれた。親や兄弟に反抗したことは少なかったほうだが、長兄とは１３歳も
離れているので、ちょっと苦手にしていたのだけど・・・。

とても、うれしかった。ジーンときて、涙が溢れ出して「お袋に代わってくれ」と
なかなか言葉にならない。「バカだなー、ちゃんとしゃべれ」と言われて、また泣けた。
きっと、このことは、これからもずっとずっと覚えていると思う。

二日に一度だけど、デイサービスの送迎を手伝ってくれる兄の背中を見ると
このときの会話が思い出される。

まだまだ、元気で頑張ってよ　兄ちゃん！感謝！

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