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綱の力 [スポーツ]

2011年1月にベースボールマガジン社から出された、現九重
親方の本である。先日、国技館に行った時に購入した。
内容は、醜い問題で引退した朝勝龍のこともあるが、当時の
相撲界を憂いての内容と綱の重さを語っている。

九重貢さんにしか分からない横綱の苦悩や若い人に寄せる期待の
書となっている。残念なのは、この後さらに野球賭博や八百長相撲
などの一件の事件があり、現在に至ることは載っていないことだ。

著者が筆をとったのが、2010年内という関係もあるが、優勝回数31回
(歴代2位)幕内通産807勝(同)通産勝利数1045勝(同)最近までは
幕内優勝回数以外は1位だった、この人ならではの興味深い内容だった。

生みの親の千代の山、育ての親の北の富士、今、その親方たちと同じ
九重として、厳しくも優しく後進を育てていることは、本当にすばらしい。
最近では、千代の名のつく力士が大変活躍している。

さて、どうなのでしょうかね?日本人力士の今後は?やはり稀勢の里だ
よね。頑張ってほしいものです。

ちなみに、千代の富士が小結から関脇、大関と駆け上がって行った昭和
56年くらいかな、僕は先の見えない青春のど真ん中でもがいていたように
思い出します。

今でこそ、小さいながらも会社を作り、取締役として忙しくしていますが、
あの時代の雌伏の時がなければ、今はないのかなとも思います。
「稽古は嘘をつかない」そうですが、辛い時代を乗り越えたからこそ
今があるのですね。

時代が違うので、若い人に努力とか根性とか忍耐とか辛抱とか言っても
伝わらないですが、普遍の真実はあるものと思います。
まあ、不器用にしか生きられない時代のおじさんのため息かな?

大甥(姪孫)が、国技館に連れて行ってくれたので良かった。
来週は、牛に引かれなくても善光寺です。
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