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介護福祉士受験勉強会 [仕事]

今日から、介護福祉士受験の勉強会を始めました。社内に3人ほど試験を
受ける人がいるので、研修も兼ねての勉強会です。
昨年は、うちの家内も受験して合格しているので、また、同じような内容で
やってみようというところです。

介護福祉は国家資格です。専門学校で2年から3年勉強して資格を取得
するコースと実務経験3年で一発試験で資格をとる方法があります。
最近では、福祉の専門学校でも介護福祉士になりたい人は少ないと聞きます。

昨年のコムスン事件以来、この仕事に魅力を感じないのでしょうかね。
確かに、新聞等でも低賃金の割りに仕事がきつくて、離職者が多いなんて
報道があったり、不正をしている事業所があったりですからね。

しかし、現場では資格を取ってもらわないと、やはり、困ります。
受験できる人には全員に挑戦して欲しいですね。逆に資格をとるつもりも
ない人には、辞めてもらいたいですね。

情熱と経験では済まされない状況にあることも事実なのです。外国の人も
日本に来て、介護福祉士をとるような時代ですし、日本人の人がヘルパー
しかないんじゃ、いけません。

ところで、
先日、県内のデイサービスで、送迎中に3人も亡くなる事故がありました。
詳しい事情は分かりませんが、運転者の運転技術が未熟だったのか
相手が、ぶつかってきたのか?はっきりはしませんけれど。

おそらく、その事業所の責任は重いでしょうね。危機管理はどうなっていたのか?
専門的な資格や技術がある介護の同乗者はいたのか?
シートベルトはしていたのか?そもそも、見通しのよい交差点でなぜ衝突したのか?

うちの職員の皆さんには、朝礼でマニュアルの徹底と運転時の注意、そして、介護
同乗者の注意など、お話しましたが・・・。
みんな運転が恐ろしいとの思いを持ってしまったらしい。

ただ、送迎が危険なことにならないチェックポイントはあるはずです。恐ろしいから
できないでは、プロではありません。細心の注意と安全運転で危険を回避する
ことが大切です。

亡くなられた方々は本当に気の毒です。しかも、社会福祉協議会の施設とかで
すから、世間に与える影響は大きいでしょう。これからの市の対応や事業所の
対応もどうなるのでしょうか?
我々にも、県の介護保険室からの通達もあるでしょう。

利用者の家族から、大切な人をお預かりしているという感覚や何よりも命を守る
ことが・・・・。どこかに、慣れあいみたいなこともあったのかな?
目配り、気配り、心配り、そして、的確な判断と行動。

車の中で何かあったのかも知れませんが・・・・。


同じ日の新聞には、老人介護保健施設で職員の定員割れがあったにも拘わらず
満額の介護報酬を請求していたと、それも3億以上。
常勤のはずの医師も非常勤だったとか。

これじゃ、介護の現場に人は来ないよね。

マイナスのスパイラル。負の連鎖。介護報酬が低いことが諸悪の根源ではないのか?
しかし、介護に携わる全ての人々の努力と知恵を結集して、安全な福祉社会を作らねば
ならないと思います。

勉強会を始めるにあたって、なぜ、資格が必要なのかを言いました。
介護の仕事は、とくに資格がなくてもできます。訪問介護はヘルパー資格が必要ですが、
介護福祉士や社会福祉士は名称独占の資格です。施設などでは仕事は誰でもやれる
内容なのです。けれども、専門的な知識と理解そして専門的な技術はあるのです。

安全で安心できる介護を行うために、資格を取りましょう。それは、自分の自信にも
成りますし、利用者や家族に喜ばれることなのです。
医学の知識や家政学の知識が、必ずしも現場で役に立つかは分かりません。
看護師も栄養士も配置されているところは多いのですから。
しかし、確かな仕事をするためには、絶対に必要な資格なのです。

我々の事業所もまだまだこれからというところです。
毎週、日曜日に勉強会ができることに感謝します。

さあ、忙しくなってきたぞ。
タグ:勉強会
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