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秋の気配 [恋愛の話]

小田和正自己ベストの2曲目、シングルカットはOff Courseの11枚目で、
1977年8月5日発売。どうしても、日曜日の続きになってしまう。

あれがあなたの 好きな場所
港が見下ろせる 小高い公園

あなたの声が 小さくなる
僕は黙って 外を見ている

目を閉じて 息をとめて
さかのぽる ほんのひととき

こんなことは 今までなかった
僕があなたから 離れてゆく
僕があなたから 離れていく

二十歳の頃、港の見える丘公園にてデート。
山下公園で氷川丸を見て、馬車道を歩く。
元町通りは華やかな感じだった。
ハマトラの娘達、外人墓地の前の喫茶店が
この曲の世界かな?

何年かして、一人で訪ねた時はどこを歩いてもジーンと来た。
失くした恋は、二度と戻らない。あの時の、あの感じは・・・。

たぶん、思い出の中の曲作りだったのではないか?
恋は終わっているのに、自分から遠ざかって行くような心象風景を。

たそがれは 風を止めて
ちぎれた雲はまた ひとつになる

あの歌だけは 他の誰にも
歌わないでね ただそれだけ

大いなる 河のように
時は流れ 戻るすべもない

こんなことは 今までなかった
別れの言葉を 探している
別れの言葉を 探している

ああ 嘘でもいいから 微笑むふりをして

僕のせいいっぱいの やさしさを
あなたは受け止める はずもない

こんなことは 今までなかった
僕があなたから 離れてゆく

こんなことは 今までなかった
僕があなたから 離れてゆく

あくまでも、個人の感想ですが、こんな別れ方はできない。
だから、自分の恋へのラストシーン。
彼女への思いを振り切るための歌のように思う。

何が二人にあったのだろう。僕達も19歳からの一年にいろんなことがあった。
黄昏が似合うのですよ、この公園は。
確かにちぎれた雲もひとつになるかも。でも、二人はもうひとつにはなれない。

その人は、大人の恋に憧れて、僕は現実のまま。
「嫌いになったんじゃないの」
「じゃあ、どうして別れるの?」
「・・・・」

声が小さくなって聞こえない。目の前のあなたが霞んでいく。
帰り道、何も言葉を交わさず、駅で別れる。
とても、東京まで一緒に帰れない。関内にいた友達の家に転がり込んだ。

さあ、明日はどうする?そして、どうなる?
タグ:秋の気配
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kobakoba

ロマンチストですネ~~~ 奥様から追及されませんか?
by kobakoba (2008-09-05 07:25) 

omutu

to kobakobaさん あっそれはあるかも・・・。でも、遠い思い出ですから。

どやじさん ナイス サンキューです。
by omutu (2008-09-05 13:45) 

youzi

秋はオスコースの歌があう季節ですね。
そう言えば、iPodの中に入っていたので
聞いてみようかな。
by youzi (2008-09-06 09:48) 

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