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今月も終わりだ [仕事]

月末の土曜日は忙しい。だいたいは、土日は休むようにしている。
結構、用事があるからね。
だけど今日は、工程会議に利用票の配布。家族との相談などあった。

明日は家内と家内のお母さんとお出かけです。倫理の講演会を聞きに行くのだ。
倫理の会とか丸山敏雄とか言っても分からない人は多い。

実践倫理の会。正しくは、社団法人倫理研究所(りんりけんきゅうじょ)といって
文部科学省生涯学習政策局が所管する民間の社会教育団体。
丸山さんはそれを始めた人です。立派な伝記もある。
創立は1945年(昭和20年)9月で、1948年(昭和23年)10月に社団法人設立。
社会教育、研究、文化、出版等の事業を行なっている。

お母さんは、その支部長をこの春までしていた。その関係で講演会のお誘いが
あって、僕にも参加するように言われたのです。もちろん、家内も同席します。
とても良いお話が聞けます。

例えば、「五井先生と太郎」の話。これは、聴覚障害のある夫婦の元に生まれた
太郎君と心やさしい五井先生との出会いと別れのお話。
高校生になった太郎君は、新学期の初めてのホームルームで、担任の五井先生に「太郎」
と呼び捨てにされたことから、物語は始まります。
後で分かることですが、五井先生は、太郎君の両親がともに聴覚障害のため言葉も発せられず
「太郎・太郎」と名前を呼んでもらっていないから、先生は呼び捨てにするということです。

初め、理由がわからない太郎君は、先生に反発します。しかし、夏休みの後も学校に出られない
先生が、病気で入院していると聞くと、太郎君は病院に見舞いに行きます。そこで、あの理由が
明かされます。先生は・・・・・。詳しくは、丸山浩路さんの本「鈍行列車」を読んで下さい。

丸山浩路さんは、NHKの教育テレビで長く手話ニュースを担当していた方なので、知っている人は
多いことでしょう。そのような方が、講演会には来ます。
倫理研究所を誤解されている人は多く、なんか宗教関係かなとか、朝方から集まって怪しいとか
言われますが、実態はすばらしい生涯教育の実践集団です。興味のある方は、ご一緒しません?

さて、時空を超えた思い出日記は、小学校の校長先生の家に遊びに行った時の話。

小学校6年生の冬、1月だったと思う。同級生6人ぐらいで当時の行政単位では3つ先の霞ヶ浦の
ほとりの町に、自転車で出かけた。結構寒い日だったが、子供には長い旅なので汗をかいた。
先生の家は、近所のおばさんが教えてくれた。お昼をご馳走になって帰ろうとしたけど、すぐ近くに
湖の入り江があって、小船が繋いであったので、そこで遊んだ。

何人かが、船と船の間を飛び越えて、バランスを保つのが難しいのが面白いのでやっていたら、
どういうわけか、僕だけ湖に落ちてしまった。水深は、1メートルくらいだったけど、チビだったので
肩の辺りまでびっしょりになった。水はかなり冷たかった。

友達数人が引き上げてくれて、溺れなかったけど、このままでは帰れない。困っていたら、先生の
奥さんが騒ぎを聞いて駆けつけてくれた。僕達は、また、先生の家にお邪魔することとなった。
夕方には、まだ時間があったが、僕は一人だけお風呂に入れてもらい、着替えも貸してもらった。
その後に、みんなと一緒に、夕飯をご馳走になった。

当然、帰りは暗くなった。家に着いた時は8時は過ぎていて、とてもおばあちゃんに怒られた。
遅くなった原因が僕であることはもちろんだけど、子供達だけで、そんな遠くに行ったことが
いけなかったみたいだ。

だけど、今でも思い出すのは、校長先生と奥さんが本当に喜んでくれたことだ。

「カナメ」先生はとても優しくて良い先生だった。朝礼の時に「頭寒足熱」とか
「温故知新」とか難しいことを分かりやすく教えてくれた。
この年、定年で学校を去ったわけだけど、先生には僕はどんな少年に映って
いたのかなぁ?

今、もし会えたら僕のことを誉めてくれるかな?もし、誉めてくれるならもっと
もっと誉められる人に僕はなりたい。

ありがとう!カナメ先生。合掌。




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